NEWS

今さら聞けない!インスタグラムって始めたほうがいいの?気になる売上への効果や費用を徹底解説

2025.09.16

お知らせ

「グルメサイトの広告費も高いし、OTAの手数料も悩ましい…」
「新規のお客様、特に若い世代や海外からの観光客に、どうやってお店を知ってもらえばいいんだろう?」

飲食店や宿泊施設のオーナー様、マーケティング担当者様なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。

そんな皆様にこそ、今知っていただきたいのが「Instagram(インスタグラム)」の活用です。

「もう今さら…」と感じるかもしれませんが、結論から言えば、飲食店・宿泊施設にとって、Instagramはコストを抑えながら未来のファン(常連客)と出会える、非常に強力なツールです。

この記事では、「なぜ飲食店や宿泊施設が今Instagramを始めるべきなのか?」という基本から、予約や売上への貢献、具体的な費用対効果まで、成功事例を交えながら徹底解説します。

なぜ今、飲食店・宿泊施設がInstagramを始めるべきなのか?
グルメサイトや予約サイトも重要ですが、Instagramにはそれらにはない独自の強みがあります。

  1. “行ってみたい!”を直感的に伝える「シズル感」と「世界観」
    Instagramは、写真や動画でお店の魅力をダイレクトに伝えられるプラットフォームです。

飲食店なら: 湯気の立つラーメン、肉汁あふれるハンバーグ、彩り豊かな前菜盛り合わせなどの「シズル感」。調理風景をリール動画で見せれば、ライブ感も伝わります。

宿泊施設なら: 窓から見える絶景オーシャンビュー、湯けむりの立つ露天風呂、こだわりのアメニティやインテリアで作り込まれた客室の「世界観」。ルームツアー動画は、お客様が滞在をイメージするのに最適です。

文章では伝えきれない魅力を、視覚で瞬時に伝えることで、ユーザーの「行ってみたい!」「泊まってみたい!」という気持ちを強く刺激します。

  1. 「#地域名+グルメ」で検索するお客様に出会える
    今や、多くの人がお店を探すとき、検索エンジンだけでなくInstagramのハッシュタグを使います。「#新宿グルメ」「#箱根旅館」「#沖縄ホテル」のように、「地域名+業態」で検索し、リアルな写真を見てお店を決めるのが当たり前になっています。

ここにあなたのお店の魅力的な写真があれば、広告費をかけずとも、まさにお店を探している”未来のお客様”に見つけてもらえるのです。

  1. お客様との交流が「再訪」につながる
    お客様からの投稿(UGC: User Generated Content)に「いいね!」や感謝のコメントを返したり、ストーリーズで「本日の限定メニュー」や「空室情報」を発信したりすることで、お客様との間に親近感が生まれます。

この丁寧なコミュニケーションが、「また行きたい」「応援したい」という気持ちを育み、リピーターや常連客の獲得に繋がります。お客様の投稿を公式アカウントで紹介(リポスト)すれば、最高の口コミにもなります。

  1. 予約までのスムーズな導線が作れる
    プロフィール欄に予約サイトのURLを設置できるのはもちろん、「席を予約する」「予約」といったアクションボタンを設置することも可能です。これにより、投稿を見て「行きたい!」と思ったユーザーを、手間なく予約ページへ誘導し、機会損失を防ぎます。
  2. インバウンド(訪日外国人)集客に絶大な効果
    多くの訪日観光客が、旅先の情報をInstagramで収集しています。美しい風景や美味しそうな料理の写真は、言語の壁を越えて魅力を伝えます。英語のハッシュタグ(#TokyoFood, #KyotoHotelなど)を併記するだけで、海外の潜在顧客にもアプローチでき、新たな客層の獲得が期待できます。

気になる費用対効果は?どれくらいのコストがかかる?
Instagram運用は、予算に応じて柔軟に始められるのが大きなメリットです。

まずは「無料」から始められる
アカウントの開設、日々の投稿、お客様とのコミュニケーションはすべて無料です。まずはオーナー様や店長、スタッフの方が担当し、スマートフォンのカメラで撮影した写真からでも十分に始められます。

本格運用にかかる費用の内訳
人件費(内製の場合):
忙しい営業の合間を縫って、「誰が」「いつ」作業するのかを決める必要があります。写真撮影、簡単な編集、投稿文の作成、コメント返信などの作業時間をコストとして捉えましょう。

運用代行費(外注の場合):
プロに任せることで、クオリティの高い投稿や効果的な運用が期待できます。

投稿作成のみ: 月額5万円~

戦略立案、分析、コンサルティング含む: 月額20万円~
費用はかかりますが、集客のプロの視点を取り入れ、スタッフの負担を軽減できるメリットがあります。

広告費:
特定の投稿をより多くの人に見てもらいたい時に活用します。

費用感: 1日1,000円といった少額からでも出稿可能です。例えば、「お店から半径5km以内にいる20代~30代の女性」といったように、ターゲットを細かく絞って広告を配信できるため、費用対効果が非常に高いのが特徴です。

活用シーン: 新メニューの告知、季節限定プランの宣伝、イベントの集客などに効果的です。

費用対効果の考え方(ROI)
Instagramの成果は、単純な予約数だけではありません。

予約・売上: プロフィール欄のURLからの予約数、提示で割引などのクーポン効果

認知度向上: アカウントのフォロワー数、投稿の表示回数(インプレッション)

エンゲージメント: いいね!、コメント、そして特に重要なのが「保存」数です。保存が多い投稿は、ユーザーが「後で見返して行きたいお店リスト」に入れている証拠であり、将来の来店に繋がる可能性が高い指標です。

これらの指標を総合的に見て、投資した費用や時間に見合う効果があったかを判断しましょう。

【飲食店・宿泊施設】Instagram活用の成功事例
飲食店事例:個室くずし肉割烹 とろにく(東京)
「ユッケ寿司」や「ケーキ肉」など、見た目のインパクトが強い”映える”メニューを前面に押し出し、多くのユーザーの投稿(UGC)を誘発。お店のハッシュタグがついた投稿が自然と拡散され、高い認知度を獲得しています。美味しさはもちろん、「撮りたくなる」仕掛けが成功の鍵です。

宿泊施設事例:箱根吟遊(神奈川)
全室露天風呂付きという最大の魅力を、渓谷の絶景と共に切り取った美しい写真で表現。非日常的で高級感のある世界観を統一して発信し続けることで、ファンの心を掴んでいます。英語のハッシュタグも活用し、海外からの宿泊客にもその魅力が伝わるよう工夫されています。ストーリーズのハイライト機能で、「アクセス」「客室」「食事」などを分かりやすくまとめている点も参考になります。

失敗しないために。始める前の3つの注意点
目的とターゲットを明確にする: 「誰に、何を伝えて、どうなってほしいのか?」を具体的に決めましょう。「近隣で働く20代の女性に、お得なランチを知ってもらい、平日のランチ客数を1日5人増やす」「記念日を過ごすカップルに、絶景の客室をアピールして、週末の予約を増やす」など、具体的な目標が運用の軸になります。

継続できる運用体制を考える: 「忙しくて投稿が止まってしまった…」というのが最もよくある失敗例です。毎日投稿する必要はありません。まずは週に2〜3回など、無理のないペースを決めましょう。「料理の写真は調理担当」「店内の写真はホール担当」のように役割分担したり、予約投稿ツールを活用したりするのも有効です。

ネガティブなご意見への心構え: まれに、コメントやDMでクレームやネガティブなご意見をいただくこともあります。そうした場合でも、無視したり削除したりせず、真摯に対応する姿勢が、他のお客様からの信頼につながります。対応ポリシーを事前に決めておくと安心です。

まとめ:最高の営業ツール、Instagramを始めよう
Instagramは、もはや単なるSNSではありません。あなたのお店のこだわり、料理の美味しさ、空間の心地よさを、未来のお客様に直接届けられる「最高の営業ツール」です。

広告費をかけずに、お店を探している人に見つけてもらえる

写真や動画で、言葉以上に魅力を伝えられる

お客様と繋がり、ファン(常連客)を育てられる

グルメサイトやOTAだけに頼る集客から一歩踏み出し、自ら情報を発信してみませんか?まずは無料のアカウントを開設し、あなたのお店の一番の魅力を切り取った一枚を投稿することから。その一歩が、新しいお客様との出会いを生み出すはずです。